重要! ポリ袋をキレイに見せるデータの作り方!

ポリ袋を制作することになった!

でもポリ袋なんて作ったことがないし、どうすれば綺麗なデータが作れるのかわからない……。

そんな方も多いのではないでしょうか?

プロのデザイナーさんでも、ポリ袋を中心にデザイン・制作をされている方は多くはないように見受けられます。

ポリ袋への印刷は、紙面への印刷データを作成するのとはまた少し勝手が違ってきますから、
普段ポリ袋印刷に不慣れだと不安なことも多いかと思います。

ここでは、ポリ袋のデータを作成するためのポイントをいくつかご紹介します。
ぜひ、素敵なデータを作成するのにお役立て下さい。

 

1.ポリ袋へ印刷できる線の幅は?

弊社で取り扱っているポリ袋はほとんどがグラビア印刷です。
ポリ生地にグラビア印刷の場合、データの線は0.3mm(約1pt)以上にしていただくようお願いしています。
これより細い線は印刷に出ない可能性がありますので、ご注意下さい。

データ作成後、細い線が見つかったらIllustratorの定規ツールなどで線幅を測ってみて下さい。

 

 

2.QRコードを載せたい!

ポリ袋を広告・宣伝媒体として使いたい場合、QRコードを載せたいと思われる方もいらっしゃるかと思います。
しかし、ここで注意が必要です!
ポリ袋は紙や布と比較して光を反射しやすく、また生地が柔らかいため、歪みも生じやすい商材です。
そのため、ポリ袋にQRコードを印刷してもうまく読み取れない場合が出てきてしまいます。
商材の特性上仕方のないことなのですが、それでもどうしてもQRコードを載せたい場合は、読み取れない可能性があることをご了承の上、QRコードの部分は1版(1色)でデータを作成して下さい

 

 

3.マチありポリ袋

さて、少しばかりくせものなのが、マチありタイプのポリ袋です。

底にマチがついているタイプと、横にマチがついているタイプがあるのですが、マチのあるポリ袋は袋を閉じている時と開いてものを入れたときで、外から見える範囲が変わってしまいます。

といっても、文章で説明されるだけれはなかなかピンときませんよね。

下の図をご覧ください。

横マチタイプ、底マチタイプのポリ袋をそれぞれ広げた際のシミュレーション図です。

いかがでしょうか?

このように横マチのある袋は底部が、底マチのある袋はサイドがマチに回り込んでしまいます。
ですから、重要な文字やデザインはマチに回り込まない位置に配置することが重要です。

 

 

 

4.濃い生地色への印刷

弊社で取り扱っているポリ袋は、白だけでなく様々な色の生地があります。

ただし、濃い色の生地をお選び頂く場合、印刷色が生地の色の影響を受け、色が沈んでしまうことがあります。

「白」「ゴールド」「シルバー」は比較的生地色の影響を受けにくい色なので、生地の色が濃いものをご希望の場合は、印刷色をこの3色の中からお選びいただくのもひとつの手です。

「でもやっぱりデザインのイメージがあるし……」「好みの色で印刷したい!」という方は、お見積の段階でオペレータにご相談下さい!

状況に応じてどのようにご発注いただくか、オペレーターがご提案させていただきます。