さて、紙袋をかんたんに作ろう!シリーズⅠはもうご覧いただけましたか?
前回は、ロゴやホームページのURLなど、すでにお持ちの素材を使って、レイアウトのバリエーションだけで印象の違う紙袋を作ってみましたが、今回はさらに「色」や「柄」にも変化を加えていって、魅せ方を楽しんでみましょう!
ロゴは前回とは異なる書体に、また、イメージに合いそうなイラストを用意してみました。
レイアウトは固定で、背景も含めて色をどのようにするか考えてみましょう。
この時、紙の素材も合わせて考慮すると、印刷カラーがのった時にどのように仕上がるか、リアルに見えてきます。
背景に柄を加えてみると、華やかさが加わります。
カラーを楽しむのは、印刷だけとは限りません。
例えば、ゴールドやシルバーなどの箔押しをワンポイント入れることで、
私たちが身に着けるアクセサリーのように、紙袋でもキラリと光るおしゃれなバッグへと様変わりします。
メタリックカラーを表現するには、PANTONEやDICのゴールドやシルバーのような やや控えめな輝度の特色印刷でも可能ですが、オプションで箔押しをすると、よりいっそうリアルな輝き方になります。
印刷とは別にオプションを追加する場合、「印刷」と「箔押し」とでレイヤーを分けておきます。箔押しは濃淡の表現ができないので、CMYKのいずれか1版の100%でデータを作成してください。また、実際の箔のメタリックカラーはデータでは再現できないですが、本番の入稿データとは別にPhotoshopなどの画像編集ソフトを使って立体図を作ると、実際に箔が押された時のイメージができるでしょう。
印刷とは別にオプションを追加する場合、
「印刷」と「箔押し」とでレイヤーを分けておきます。
紙袋をかんたんに作ろう!シリーズⅠでもお伝えしたように、紙袋は比較的たくさんの面でできているので、面ごとにデザインを切り替えることで生まれる表情があります。例えば、先ほどは背景の全面に花柄を入れるデザインでしたが、外側からは真っ白な紙の上にワンポイントのロゴがあるだけ、でも中を覗いてみると口折にカラーや柄がのっているのも、ちょっと隠れたおしゃれでワクワクします。
口折のみに柄やカラーを入れたい時は、塗り足しを5mmぐらい設けると、正面にその柄やカラーが見えてしまう心配はありません。