た行の用語一覧

特色/スポットカラー(とくしょく)

CMYKカラーのように4色の色を掛け合わせて表現するのではなく、あらかじめ調色された単色のインクのこと。
DIC株式会社のDICカラー、PANTONE社のPANTONEカラーが有名。

各色が見本帳に掲載され、番号が割り振られている。

見本帳を持っていればこの番号を指定することで、離れている場所でも色見本を逐一送付することなく同じ色で印刷できる。

※弊社ではDICは1~6巻/日本の伝統色/フランスの伝統色/中国の伝統色、PANTONEはPANTONE Coated/Uncoatedに対応。

多色印刷/多色刷り(たしょくいんさつ/たしょくずり)

2色以上の色を用いる印刷。一般には色分解によるカラー印刷や、「黒と赤」「黒と赤と青」のような2色~3色以上の印刷を指す。
カラー印刷の印刷インクは色分解した場合の標準4色のCMYKのほか、色の再現性を向上させるため、補色や中間色を加えて6色~8色等多数用いる場合もある。紙の上に一度に2色以上の印刷をすることはできず、色数だけの版をつくって順次刷り重ねていく

トンボ

紙を切る位置を示したり、見当を合わせるためのマーク。トリムマークとも言う。
 

トレース

スキャニングされた画像などを下絵にしてグラフィックソフトでなぞり、線や塗りのあるデータに起こすこと。アナログでは、薄紙を透かして原画を敷き写すこと。

トリミング

画像の周囲や映像の前後を切り取って、必要な部分だけを抜き出すこと。フォトレタッチ・ソフトや動画編集ソフトに組み込まれている機能。「切り抜き」などとも呼ばる。

トラップ/逃げ(にげ)

白・透明色に接して掛け合せ色がある場合に、見当ずれを起こしても単色が白・透明色部分に出ないように、掛け合せている色のうち刷り順の高い色を基準として、低い色を内側に逃がす処理。軟包装印刷(弊社ではポリ袋やクリアファイルなどの印刷)等で用いられる。

テンプレート

一部の情報を追加入力することで、目的のものが効率よく完成するようにあらかじめレイアウトされたフォーマット。印刷用のデータを作成する場合、デザインや版を入れれば入稿できるように設計・図示化されている。